YOSHIKAの『Life's Journey』は、タイトルどおり旅の途中で見る景色をそのまま切り取ったようなMVだった。大げさに背中を押すというより、歩きながら少しずつ気分が整っていく感覚がある。爽やかさが前に出ていて、見終わると自然にもう一度流したくなる。
オリジナルMVとしては、曲の印象と映像の方向がきれいに一致しているのが強い。派手な演出を詰め込むより、まっすぐな見せ方で曲の気持ちよさを残しているので、初見でも内容が掴みやすい。音の進み方に合わせて映像も素直に進むのが見やすい。
旅のように進む映像の気持ちよさ
このMVの良さは、見ていて肩の力が抜けるところにある。旅というテーマは広く扱えるが、『Life's Journey』はその中でも前へ進む感覚に寄せているので、映像を見ながら気分が少し軽くなる。音楽に乗って景色が変わる感じが心地いい。
YOSHIKAの声も、その空気に合っている。柔らかいのに弱くなく、前を向くテンションを保ったまま進んでいくので、旅のテーマと相性がいい。聞きながら映像を見ることで、曲の印象がよりまとまって入ってくる。
立ち止まらず見られる一本
MVとしての入り口が広いのも魅力だ。歌詞を細かく追わなくても、音と画面の流れだけで雰囲気が伝わるので、初見でも置いていかれにくい。オリジナル曲を一本目から追う人にも、気軽に流したい人にも向いている。
YOSHIKAのチャンネルを追うなら、今後この曲がどう扱われるかも気になる。ライブや別動画で触れられた時にまた印象が変わりそうな、余白のあるオリジナルMVだった。
