轟はじめが2026年4月21日に配信した「【R.E.P.O.】やんややんや言う担当です【轟はじめ】」は、姫森ルーナ、尾丸ポルカ、響咲リオナと組んだ4人コラボらしく、始まってすぐからずっと騒がしい。タイトル通り、はじめが静かに立ち回る回ではなく、驚き役、盛り上げ役、巻き込まれ役が一気に回ってくる2時間26分だった。ゲームの進行そのものより、4人の距離感がどんどん形になっていく感じが面白い。

特に良かったのは、ただ事故が多いだけで終わらないところだ。序盤は初見に近い手探りと悲鳴が前に出るのに、中盤からは敵の特徴や危ない場面が共有され始め、終盤には「この4人ならもう少し先まで行けそう」と思える空気に変わっていく。最初の雑さと、最後のまとまり方の落差がそのまま見どころになっていた。

4人そろった導入から、もう空気がにぎやか

配信の出だしでは、尾丸ポルカが先導する形でメンバー紹介が入り、姫森ルーナ、響咲リオナ、轟はじめの4人がそろう。久しぶりの『R.E.P.O.』だと確認しながら、「集めてお金にして、売って買って会社を整形していく」とゲームの流れをざっくり共有するくだりからして、説明のはずなのに妙にテンポがいい。厳密なルール説明より、まず4人でこのゲームに飛び込む楽しさを前に出す入り方になっていた。

しかも、この組み合わせで遊ぶのが初めてだという話がすぐに出るので、最初の数分は探り合いよりも新鮮さのほうが強い。色の話、見た目の話、誰がどこにいるかの確認まで、細かいやり取りのひとつひとつがそのままコラボのウォームアップになっていた。大きな企画配信のようなかしこまった始まりではなく、「今日はこの4人でぐちゃぐちゃになりそうだな」と最初から分かるのがいい。

はじめの“やんややんや”がいちばん映えるのは、事故が起きた瞬間

序盤でいちばん印象に残るのは、やはりはじめがかなり早い段階でやられてしまう流れだ。状況が飲み込めないまま危険地帯に入ってしまい、そのあと仲間が“はじめの頭”を運んでいる最中に角へぶつけてしまったらしく、「ガンって当たった」「ショットガンおじさんは音立てると来ちゃう」と説明が飛び交う一連の流れが、きれいにコントみたいなテンポになっていた。怖いゲームのはずなのに、4人の会話が入ると一気に笑える方向へ寄っていく。

ここではじめが良かったのは、倒れた側に回っても配信の熱量が落ちないことだ。自分が事故の中心にいながら、相手の説明を聞いて驚いたり、状況を飲み込もうとしたりする反応が全部そのまま場をにぎやかにしていた。タイトルにある「やんややんや言う担当」は誇張ではなく、前に出て攻略を引っ張るより、危険な場面で一番大きく空気を動かす役としてしっかり効いていた。

中盤はルーナ先導、ポルカの整理、リオナの実動で形が見えてくる

ただ騒がしいだけで終わらないのは、中盤から役割が自然に見え始めるからだ。ポルカが納品やマップの基本を共有し、リオナが実際に動いて拾い物を進め、はじめは驚きながら流れに食らいつく。ルーナはその間も危ない相手や進行の勘所をつかんでいて、4人の声が重なっているのに、誰が何を見ているかが少しずつ分かってくる。コラボ配信でこの整理感が出ると一気に見やすい。

その変化がはっきり出るのが、終盤手前の混戦だ。大きな卵を運ぼうとしたり、敵のビームやゲロ系の妨害で足を止められたり、物を持つことで音が出るかどうかを気にしたりと、やることが急に増える。そこで「姫がご乱心」と騒ぎながらも、実際にはルーナの動きを軸に全員が状況を立て直していくのが面白い。混乱しているのに、見ている側には「今どこが危ないのか」がちゃんと伝わってくる。

牛乳でゲロ回避、ステージ7到達、最後は“姫”に突き従う流れまできれい

終盤の山場は、敵のコンビネーションが一気に重なった場面だ。字幕では「牛乳でゲロを回避する」「コンビネーションがまずい」「3体ぐらい来てる」といった言葉が続いていて、ひとつずつなら対処できそうな相手が重なった瞬間に空気が変わるのがよく分かる。それでも完全に崩れきらず、「このステージ7あたりまで行ってるのマジすごい」と互いを持ち上げる声が出るので、苦しい場面なのに前向きさが残る。

さらに良かったのは、そのあとルーナが最後まで粘ったことで、配信全体の印象がきれいに締まったことだ。はじめたちは「姫かっこよ」「俺ら後輩は姫に突き従いますんで今後」「最後まで生き残ってた姿マジでかっこよかったっす」と素直に持ち上げていて、この褒め方がわざとらしくない。序盤は全員が同じぐらいわちゃわちゃしていたのに、最後には“姫”を中心にした後輩ムードへまとまる。この流れがあるおかげで、単なるカオス回ではなく、4人の関係が一段深く見えたコラボとして印象に残る。

今回の『R.E.P.O.』配信は、攻略の精密さより、4人で危ない場面を越えるたびに空気が整っていく過程が楽しい回だった。轟はじめの視点で見ると、うまく進める場面より、驚きやツッコミで場を回す力のほうが強く出ていて、そのぶんコラボ相手の持ち味も引き立つ。最初の即事故から、最後に姫へ頭を下げるような締めまで含めて、かなり後味のいい2時間超だった。