轟はじめが2026年4月19日に配信した『バイオハザードRE:3』後編は、病院での探索からワクチン確保、ネメシスとの決着までを約4時間11分で走り切った初見クリア回だった。前編から続く緊張感はかなり強いのに、轟はじめの反応は重くなりすぎない。怖い時はきちんと怖がり、分かった瞬間は素直に前へ出るので、ホラーの圧と実況の見やすさがうまく両立していた。

今回の見どころは、ただ悲鳴が多いことではない。病院パートでは慎重に周囲を確かめながら進み、ワクチンを巡る終盤では一気に判断の速さが増していく。その切り替わりがはっきりしていて、後編としての山場がかなりつかみやすい。初見プレイらしい慌て方はありつつも、場面ごとにちゃんと立て直していく流れが気持ちいい配信だった。

病院パートは怖がりながらも足を止めすぎない

後編の前半は、病院で必要なカードキーを探しながら進む時間が中心になる。轟はじめは「病院って怖いんだよな」という感覚を隠さず出していて、静かな通路や敵が出そうな角では何度も身構える。それでも、怖いからといってずっと立ち止まるわけではなく、必要なものが見えたらすぐ拾いに行く。その前のめりさがあるおかげで、見ている側も変に間延びせずついていける。

病院IDカードを手に入れたあたりからは、探索の目的がはっきりして配信の流れも締まっていく。何か起きそうな空気に警戒しつつ、見つけた手掛かりをその場で言い直して整理するので、初見でも状況を追いやすい。怖さへの反応はかなり素直なのに、必要な情報はちゃんと拾っていく。そのバランスが、今回の病院パートをただの絶叫回にしなかった。

ワクチン確保から脱出まで一気に熱量が上がる

中盤でカルロスがワクチンへたどり着いてから、配信の空気は一段階変わる。地下施設やアンブレラの事情が明かされ、ジルを助けたい理由が物語の中でも実況の中でもはっきりしてくる場面だ。轟はじめはカルロス側の事情が見えたところで感情移入を深めていて、単に先へ進むだけでなく「ここは救わないと」という温度が前に出ていた。ストーリーの説明が増える区間でも、反応が細かいぶんドラマを追いやすい。

ワクチン生成の工程に入ってからは、少し理屈っぽい施設描写にもちゃんと乗っていくのが面白い。生成手順や設備に反応しつつ、直後には「怖い怖い」と一気に追い込まれる。その落差が大きいので、終盤へ向かう緊迫感がよく出ていた。逃走や戦闘の場面では慌てる声が増えるが、操作の意図が見えなくなるほど崩れない。追われる怖さと、どうにか突破したい気持ちがきれいに並んだ後編だった。

最終決戦の勢いとクリア後の感想まで見どころが続く

ネメシスとの決着が近づく終盤は、この配信でいちばんテンションが上がる時間だ。轟はじめは敵の圧に押されながらも、ジルの強さや判断力にはしっかり気持ちを乗せていて、追い詰められた状況でも前に出る主人公像をまっすぐ楽しんでいた。ワクチンを巡る駆け引き、ニコライとのやり取り、レールガンまでつながる流れは、実況の勢いとも相性がいい。怖さで縮こまるだけではなく、最後の局面ほど声に熱が乗っていくのが印象に残った。

クリア後は、たくさん倒されたことも含めて素直に振り返りながら、「バイオハザードやっぱ面白いよな」と余韻を残して締めている。スタンダードでの初クリアをきちんと喜びつつ、最初のネメシスの方が怖かったとか、追いかけられる恐怖が強かったとか、最後に感触を自分の言葉でまとめてくれるので見終わりも気持ちいい。長時間のホラー配信なのに、重さより達成感が先に残る。轟はじめの初見実況を追いたい人にも、後編だけで濃い山場を味わいたい人にも渡しやすいアーカイブだ。