ぬんが配信した『【ロックマンX】同接が取れるという噂のゲーム』は、レトロアクションをただ懐かしむだけではなく、急きょ始まった配信ならではの慌ただしさも含めて面白い回だった。もともとは別のゲームをやる予定だったものの、バイオRE4のMODがうまく起動せず、そこから「じゃあ何をやろうか」と切り替えて始まったのが今回のロックマンX配信だった。配信の入り口から予定変更込みで進むぶん、最初から少しラフな空気があり、そのゆるさが逆に見やすさにつながっていた。
冒頭では、縦画面のまま始めたことでゲーム画面が少し見切れていたり、開始直後に表示位置を調整したりと、準備段階のバタつきもそのまま配信に乗っている。こうした部分だけを見ると不安定にも見えるが、実際には視聴者がすぐコメントで状況を伝え、ぬんもそれを拾いながら直していくので、配信全体は妙に一体感がある。ゲーム開始前から、コメント欄と一緒に立て直していく配信になっていたのが印象的だった。
今回の配信概要
ゲーム本編に入ってからは、昔やった記憶を頼りにしつつも、細かな順番までは思い出しきれない状態で進めていく流れになっていた。視聴者からは「まずペンギンから行ってダッシュを取った方がいい」といった助言が入り、ぬんもそれを受けながら進行を組み直していく。完全初見の混乱とは違って、なんとなく覚えているからこその曖昧さがあり、そのぶん「そこだったっけ」「この設定どうやるんだっけ」と止まる瞬間も多い。ただ、その手探り感がロックマンXらしい難しさとよく噛み合っていた。
途中では、ダッシュ操作をしやすくするためにタイトル画面まで戻ってボタン設定をやり直す場面もあった。昔のゲームらしく、アクションそのものの難しさだけでなく、操作を自分の感覚に合わせるまでにも少し手間がかかる。その面倒さをそのまま見せながらも、設定を整えたあとは「だいぶやりやすくなった」という感触が出ており、視聴者の助言がそのまま進行に効いていた。配信としても、ただ苦戦するだけでなく、少しずつ攻略の形が見えてくる回になっている。
どこで盛り上がったか
中盤で特に盛り上がっていたのは、ダッシュ取得後に一気に動きやすくなったあたりだ。ペンギンステージを進める中で、危ない足場や敵の当たり判定に何度も苦しみつつ、パーツ取得やルート確認を少しずつ進めていく流れは、派手な無双ではないぶん、見ている側も自然に応援しやすい。さらにボディパーツを取った場面では、単なる失敗とやり直しの連続で終わらず、ちゃんと積み上がりが見えるようになっていた。
一方で、ボス戦はかなり苦しんでいた。攻撃を当てられるタイミングが短く、読み切れないまま削られていく場面が続き、本人も「今日はボス1体も倒せずに終わりそう」とこぼすほどだった。それでもコメント欄は重くならず、「今の惜しい」「そこならいける」といった反応で支え続けている。ロックマンXのシビアさを笑いに変えつつ、失敗も含めて楽しむ空気が出ていたのが、この回の大きな見どころだった。
配信を見た感想
今回の配信は、上手く進む回というより、試行錯誤の過程そのものが面白い回だった。ぬんは途中で何度も「難しい」「思っていたより手強い」と反応しながらも、リスナーの助言を完全に受け身で消化するのではなく、自分で感触を確かめながら進めている。そのため、コメント頼みの配信には見えず、「視聴者と一緒に昔のロックマンを攻略し直す」ような見え方になっていた。急きょ始まった枠でここまで流れが立つのは、普段の雑談配信で築いているコメント欄との距離感が効いているように見える。
終盤では、今回のロックマンX配信が思った以上に人を集めたことを受けて、「料理日記からロックマン日記に改名するかもしれない」「料理は別チャンネルに分けるかもしれない」といったチャンネル方針の雑談まで広がった。このくだりは半分冗談めいているものの、配信を見ながら今後の方向性を一緒に考えるような空気があり、ゲーム実況そのものとは別の面白さが出ている。結果としてボス撃破までは届かなかったが、ロックマンX配信を今後も続けたくなる手応えはしっかり残った回だった。
