橘ひなのが4月18日に配信した『トモダチコレクション わくわく生活』は、新作を軽く触る枠というより、自分をゲームの中に落とし込むところからしっかり悩んでいく初回だった。仕事帰りでかなり眠そうな入りなのに、「どうしてもやりたかった」という熱が最初から前に出ていて、配信の空気がすぐ決まる。だらっと始まる深夜枠に見えて、見どころはかなりはっきりしていた。
任天堂公式サイトでも、本作は自分で作ったMiiたちの生活を見守りながら、関係性や島の変化を楽しむタイトルとして案内されている。橘ひなのの初回配信は、その面白さの中でも特に「最初の1人をどう作るか」に時間を使った回で、完成した島のにぎやかさより前に、作る段階の迷いそのものがちゃんと見どころになっていた。
今回の配信概要
配信序盤は、まず島の名前を決めて、自分自身のMiiづくりへ入る流れ。最初から「こういうゲームで自分を作るのがいちばん難しい」とこぼしていて、特に髪色の再現で何度も止まる。茶色とピンクが混ざる今の髪を、このゲームのペイント機能でどう落とし込むかが本当に大変そうで、前髪や塗り方を少し動かすたびに反応が変わるのが面白い。
雑に済ませず、ファンが作った参考Miiの話まで出しながら、自分なりに寄せられる形を探していくのもよかった。絵が描ける人ならもっと上手くできそうだと笑いながらも、そこで投げずに、デフォルメとしてどこまで残すかをずっと考えている。初回配信なのに、ゲーム説明より先に「橘ひなのを橘ひなのっぽく見せるには何が必要か」が中心になるので、シリーズの出だしとしてかなりキャラが立っていた。
印象に残ったポイント
いちばん印象に残るのは、キャラクリがうまくいかない時間まできちんと面白いところだ。髪の塗り分けに苦戦したり、顔のパーツを一度まとめて見直したり、「これ結構似てない?」と手応えが出たと思ったらまた直したくなったりと、手探りの往復がずっと続く。完成形を見せる配信ではなく、似せるためにどこで悩むのかまで見せるので、トモコレの初回らしい試行錯誤がそのまま魅力になっていた。
中盤以降は、島のニュース演出が入るたびに一気にテンポが上がる。住民が増え、施設が開放され、関係性の説明が差し込まれていくたびに「次は何ができるのか」が分かりやすく増えていくので、長時間でもだれにくい。ニュースの妙なテンションに笑いながら、住民同士の距離が少しずつ変わっていくのを見守る流れは、初回からトモコレらしいにぎやかさがよく出ていた。
さらに、部屋の雰囲気を変えてほしいというお願いに応えたり、恋愛まわりの説明に反応したりと、ただ住民を置くだけでは終わらないのもいい。島を整える遊びと、住民の関係を眺める遊びが早い段階で両方立ち上がっていて、橘ひなの自身も途中から「ニュースおもろいんだよな」と乗ってくる。この切り替わり方のおかげで、深夜の眠そうな入りから後半にはかなり気持ちよく温度が上がっていた。
告知や次につながる動き
終盤は、さらに住民を増やせるようになる案内や、新しい施設まわりの変化が続いて、島を本格的に育てていく前段としてかなり収まりがいい。まだ初回なので関係性はこれからだが、住民追加の余地が広がったことで、次は誰を入れるのか、どの組み合わせが動き出すのかを自然に期待させる終わり方になっていた。
自分のMiiを作るだけでここまで時間を使ったからこそ、この先は島全体がどう転がるかも見たくなる。橘ひなのの『トモコレ』初回は、完成した箱庭を見せる配信というより、シリーズの土台を作る工程までしっかり楽しめる一本だった。キャラクリの悩み方が好きな人にも、ニュース演出や住民の関係が転がる感じを早めに見たい人にも渡しやすい更新だ。
