橘ひなのの『KING』カバーは、熱量を落とさずに最後まで歌い切る強さがはっきり出ている一本だった。曲の持つ攻めた雰囲気に、ひなのの声がそのまま乗っていくので、勢いが必要な曲としてかなり見やすい。

歌ってみた動画は、音程や技術だけでなく、曲の温度を保てるかも大事になる。このカバーはその点がしっかりしていて、聴いている側のテンションを下げない。強いのに重くないのが印象的だ。

曲の雰囲気

『KING』は、もともと鋭さが前に出る曲だが、橘ひなのの歌い方はその攻撃性をかなり素直に受け止めている。力任せではなく、しっかり前へ押していくので、聴き味が安定している。ぶいすぽっ!らしい真っすぐさも感じやすい。

高い熱量のまま走る曲は、途中で少しでも息切れすると印象が変わるが、このカバーではそうした不安が少ない。終わるまで勢いが落ちないので、短い時間でも満足感がある。

印象に残ったポイント

印象に残るのは、強さを見せるだけで終わらず、音の抜けをきれいに保っているところだ。声が前に出る場面でも尖りすぎず、曲の輪郭をきちんと残すので、聴きやすさがある。熱量と安定感のバランスがいい。

ぶいすぽっ!の中でも、橘ひなのはゲームの印象が強いが、こういう歌動画を見ると音楽面でもかなり見せ方がうまいと分かる。カバーとしての完成度が高いので、何度か流しても飽きにくい。

まず見やすい理由

この一本は、橘ひなのを歌から知りたい人にかなり勧めやすい。曲のテンションをそのまま保てるので、初見でも入りやすいし、ひなのの声の強さも自然に伝わる。音楽動画の入口としてはかなりわかりやすい。

ぶいすぽっ!の歌系コンテンツを追う上でも、ひなのの存在感がきれいに見える回だった。強くて見やすいカバーとして、かなり押さえやすい。