猫汰つなが4月20日17時台に公開した『トモダチコレクション わくわく生活』アーカイブは、ぶいすぽっ!メンバーを島で見守る面白さがかなりはっきり出た回だった。今回は誰を追加するかだけでなく、その子をどんな性格に置くとしっくり来るのかまで細かく考え続けていて、キャラクリ配信としての見応えがまず強い。そのうえで、ゲーム側が急に投げてくる恋愛や友情イベントが何度も変な方向に転がるので、約6時間近い長さでも「次は何が起きるのか」で見やすい。
任天堂公式サイトでも、本作はMiiたちの生活や人間関係を眺める遊びが核にあるタイトルとして案内されている。今回の猫汰つなの配信は、まさにその楽しさが濃く出た一本だった。ぶいすぽメンバーの見た目を寄せるだけで終わらず、性格、会話、部屋イベント、ニュース演出までまとめて島の空気になっていくので、シリーズものとしての手応えもかなり大きい。
今回の配信概要
序盤で印象に残るのは、猫汰つながキャラを作るときに外見だけで判断していないところだ。目元や鼻の置き方を調整しながら「これは赤ちゃんだ」と笑ったり、あとで紹介しに行く流れまで考えていたりして、ひとり追加するたびにちゃんと島の住民として扱っている感じがある。雑に人数を増やす配信ではなく、見た目と印象をひとつずつ噛み合わせていくので、作業感より観察の面白さが前に出ていた。
特に良かったのは、性格づけをかなり真面目に迷っていた場面だ。性格パラメータを選ぶ時に、友達と話す時と仕事の時では見え方が違う、といった話を挟みながら、単純な二択で片づけにくいと悩む。このひと手間があるから、あとで会話イベントが起きた時に「たしかにこういう反応をしそう」という納得が生まれる。猫汰つながぶいすぽメンバーをただネタ化するのではなく、それぞれの雰囲気をちゃんと拾おうとしていたのが伝わる導入だった。
性格づけの細かさがそのまま見どころになる
キャラクリ系の配信は、似ているかどうかだけで評価が決まりがちだが、この回はそこが少し違う。猫汰つなは顔の寄せ方を見ながら、島で動いた時にどう見えるか、ほかの住民と並んだ時に違和感がないかまで考えている。だから一見すると地味な微調整でも、終わってみると住民全体のバランスがかなり整って見える。長尺の配信なのに、延々と同じ絵に見えにくいのはこの感覚のおかげだろう。
その細かさは、住民同士の距離感を見守る時にも効いていた。ひとりひとりの印象を丁寧に置いているから、あとで誰かが急に仲良くなったり、逆に妙な会話を始めたりした時に、偶然のイベントなのにキャラクター同士の相性として受け取れる。箱庭ゲームの面白さを引き上げる準備を、序盤のキャラクリでちゃんと済ませていた回だった。
すみれへの一目ぼれとエマとの妙な会話が強い
中盤で一気に配信の温度を上げたのが、すみれ絡みのイベントだ。新しく増えた住民が、ほとんど間を置かずに「これは恋でしょうか」と言い出し、すみれと付き合って毎日眺めたい、という勢いの強い願望まで飛び出す。トモコレらしい急展開ではあるのだが、猫汰つながその突拍子のなさに笑いながらも、ちゃんと島のドラマとして受け止めていくので、ただの一発ネタで終わらない。誰に矢印が向くか分からないゲームの面白さが、この場面でかなり分かりやすく出ていた。
もうひとつ印象に残ったのが、エマと友達になりたい住民が、なぜか自動で開くゴミ箱の話を持ち出すくだりだ。話題の候補はいろいろありそうなのに、ゲームは妙に生活感のあるテーマを選び、そのまま大きいゴミ箱か小さいゴミ箱かという方向へ会話が進む。それでも最後にはちゃんと友達成立まで行くので、見ている側は「今ので仲良くなれるんだ」と笑ってしまう。猫汰つなの軽いツッコミも噛み合っていて、この配信ならではの変なリズムがよく出ていた。
後半はニュースと旅行で島全体がにぎやかになる
後半に入ると、個別の関係イベントだけでなく、島全体が少しずつ拡張していく流れも気持ちいい。久しぶりのニュース演出に反応したり、運営への感謝イベントのような妙な味わいの報せを楽しんだり、部屋に呼ばれる小さな出来事を拾ったりと、住民たちの暮らしがだんだん連続したものに見えてくる。人間関係だけでなく、島そのものが育っていく感覚があるから、長時間でも退屈しにくい。
終盤には旅行ツアーのニュースまで入り、住民が東南アジア旅行に出かけておみやげを持ち帰る展開もあった。さらに別の場面では、うるはと友達になりたい住民が「大人」の話題で距離を縮めるなど、会話の内容は最後までかなり自由だ。序盤の丁寧なキャラづけがあるぶん、こうしたランダムイベントが全部その場かぎりに見えず、島でちゃんと暮らしが続いているように映る。この回は、猫汰つなの『トモコレ』配信が単なるキャラクリ配信ではなく、ぶいすぽメンバーの関係図を眺めるシリーズとしてかなり育ってきたことを感じさせる一本だった。
